家もしくは病院から会場に故人をご安置し、通夜・告別式はせずに直接、火葬場にて火葬だけを行うことを「直葬」と言います。葬儀の準備や参列者の接待などのわずらわしさを避け、故人をゆっくりとお見送りすることができるという利点があります。最近では、寺院との結びつきや親戚付き合いが薄れ、近しい家族だけで静かに故人を送りたいという方や、葬儀に余計な費用をかけたくないという方が増え、都市部を中心として全国的に直葬をご希望される方が増加してきています。
□ 高齢のため、葬儀・葬式に呼ぶ人が少ない故人さまはご高齢で、ここ数年は高齢者介護施設に入居していたため、近所付き合いも殆ど無く、友人・兄弟もすでにお亡くなっており、葬儀・葬式をするにも、お呼びするかたが少なく、身近な親族のみでのお見送りをご希望され、直葬を選択されました。
□ お葬式にあまりお金をかけられない故人さまは自営業をされてり、仕事中に急逝されました。喪主にあたる奥さまも、年金受給での暮らしをされており、経済的に余裕はなく葬儀にあまりお金をかけられない状況で、直葬を行いたいとご希望でした。